「僕が見ている世界とあなたが見ている世界は同じだろうか?」と。
その考えがさらに進むと、「この世界は僕の精神構造が作った世界で、僕が死ねばこの世界は消えるのではないか?」となる。
でも、それこそ、こんな考えは「ふと」した瞬間だけで、すぐに、こんな考えは打ち消す。
何故なら、この世の中は僕の精神構造が作ったにしては美しすぎるからだ。
「美しい」とは書いたが、それはあくまでも世界の成り立ちの話で、人間の世界は相変わらず、殺戮が繰り返されているひどい世界だ。
この宇宙の成り立ちは「数学」で説明できるようになってきた。
神は数学者なんだろうか?と思うぐらい、この世界は数学的に正しい。
こんなわけのわからないことを考えるのも真夜中に起きて、「ふと」した時だからだ。
朝になればまた世俗的で忙しい世界が僕を待っている。
どっちの世界が好きかと問われれば、どっちもだね、と答えることにしている。