たとえば、「ビジネス文書は相手の立場に立って(読み手の立場に立って)書いたほうがいいよ」とかね。
でも、本当は「相手」の立場に立つことほど難しいことはない。
僕にはあなたの頭痛の痛さが分からないし、あなたに僕の頭痛の痛さを100%伝えることは不可能だと思っている。
だから、僕は、あまり他人を批判しないように努めている。
「僕だって、あなたの立場だったら、きっと、同じことをしていたと思うよ」と言うのが精一杯だ。
人は、それぞれの立場でそれぞれの考えで生きている。
そういう、簡単なことが分かったのがつい最近だなんて、僕は一体、何を考えていたんだろう、と思ってしまうよ。