日々を過ごしているだけで私たちは何かを失う。
失わない人生はあり得ないのだ。
出会い、そして別れる。
生まれて、いずれ死ぬ。
なのに、苦悩するのは何故?
私たちは何のために苦悩するの?
この束の間の時間に何をすればいいの?
私は今までに身につけてきたものをどんどん、捨てている。
私はこのところ、身軽になってきている。
天国に(あるいは地獄に)持って行けるものはたかが知れているから。
名誉も栄華も財産も何も持ってこの世を去ることなんてできないのだから。
「自分」であったという記憶すら無くなるかもしれないけれど。
せめて、私が死んだあとには「カローラ」に乗っていたホーライね、と言われるよりは「ホーライ製薬」を作ったホーライね、という記憶を残したい。
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