中央モニタリングには種々の方法が提案・実施されていますが、具体的な手順書として公表されているものはありません。
モニタリング2.0検討会ワーキンググループ03では、既存のIT技術を応用した中央モニタリング手法を検討してきました。
第3回日本臨床試験研究会では、この手法の概要を発表いたしましたが(活動記録:中央モニタリングによる治験業務の効率化に関する提案を参照ください)、今回、手順書としてまとめました。
この手法により、依頼者、医療機関間で電子化された治験情報をやりとりし、訪問を介したモニタリングを最小限にすることが可能となります。
我々のシミュレーションでは、モニターリソースを40%削減可能と見積もることができました。
医療機関側も必須文書をはじめとする文書管理をプロジェクトポータルサイト上で管理できるなどの利点もあります。
他のワーキンググループの活動(リモートSDV、IRBの電子化)などと組み合わせることで、治験プロセスの更なる効率化に寄与できるものと考えます。
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http://www.moni2.org/moni2/outcome.htm