今回の作品はラングトンシリーズの中では異色だ。
今までのテーマは「宗教」や「秘密結社」等の歴史上のミステリーだったが、今回は「人口問題」。
今のように人口が爆発的に増えていると、やがて、地球は全ての人間を「養えない」ようになる、という近未来的なテーマだ。
確かに、これだけ異常発生した「生命体」は自らの住む世界を食いつくしてしまうことだろう。
それは科学的にみて、正しく思う。
ヨーロッパの人口を調整するために「ペスト」が必要だったという学説(?)が興味深い。
「ペスト」で多くの人が無くなり、「人口問題」を解決したからこそ、その次の世代で「ルネサンス」が開花したのだ、という説だ。
人類がこれ以上増殖すると食糧難や環境汚染等でやがて人類は滅亡する。
ダン・ブラウンの「インフェルノ」の中で紹介されている人口問題を解決するために「ある科学者」が「発明」した方法が面白い。
現実の世界の科学者、社会学者、政治家などは「マジ」で人口問題を考えるべきだろう。
地球上で「日本」は人口が減少している珍しい国だけど。
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