ところで、「詩人」になる、というのはどういうことだろう?
それは「薬剤師」になる、というのと種類が違う。
「薬剤師」は「職業」だ。
ならば、「詩人」は職業ではないのだろうか?
もし、「詩」を書いて「お金」を稼いでいれば、それは職業だろう。
でも、世の中にはお金を稼げない自称「詩人」も多い。
「詩」を書いていれば、きっと、その人は「詩人」と言える。
人は誰しも恋をすれば詩人になる、と誰かが言っていた。
僕は職業としての詩人になれなかったけれど、人生の生き方として詩人のつもりだ。
詩人として生きると決めれば、たとえ詩を書かなかったとしても、その人は詩人なのだ。
立ち姿の美しい、詩人になりたい。
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